体調をくずして病院にかけこみ「風邪ですね。」と診断された場合、よく処方されるのがPL顆粒という名の総合感冒薬。ちょっぴり悪いことをした気分になる「白い粉」のやつです(笑)
そもそも風邪というのはウイルスから引き起こされることが多くて、風邪そのものを治す薬はないんですよね。市販薬も、この処方されるPL顆粒も、風邪の症状を和らげる対処療法的な薬なわけです。
そんなPL顆粒ですが、人によっては飲むと眠くなります。しかも、場合によってはふらつくほどに眠気が襲ってくるのです。
では、なぜPL顆粒で眠くなるのかというと「抗ヒスタミン薬」というのが関係してくるのですが、この抗ヒスタミン薬の副作用として眠気が挙げられるのです。
PL顆粒にはつぎの4つの有効成分が含まれています。
- サリチルアミド
- アセトアミノフェン
- メチレンジサリチル酸プロメタジン
- カフェイン
この中のメチレンジサリチル酸プロメタジンが眠気を副作用にもつ抗ヒスタミン薬なのです。
どのような働きをするのかというとアレルギー症状を抑えることから、鼻水やくしゃみ有効で、総合風邪薬としては欠かせない成分になるということ。
う〜ん、眠気をとるか、鼻水をとるか(笑)ここは眠気と戦うしかないようですね。
ちなみにこのPL顆粒による「眠気」の副作用は、風邪で体力が弱っている方に強く現れるようです。PL顆粒の中には成分として無水カフェインを含まれているので、人(体力が残っている人)によっては無水カフェインの方が抗ヒスタミン薬の副作用に勝って眠気を感じない人もいるようなので、まずはしっかりと栄養のあるものを食べて体力回復に務めるのが、眠気予防の近道になります。