横浜市西区北軽井沢にあるバス停「三ツ沢南町」にて、今年(2018年)の8月30日に、10歳の女児児童がワゴン車に跳ね飛ばされる死亡事故が発生した。
現場は近隣住民からは「危ない」との指摘のあったバス停。
バス停と横断歩道までの距離はわずか約5m
被害者の女の子は市営バスを降りて、バス停付近にあった横断歩道を渡ってバス停の反対側に行こうとしていた、そこにバスとは反対方向を進行していたワゴン車と衝突する結果となってしまったのだが、この横断歩道はバス停までの距離がわずか5mとしかなく、停車中のバスが横断歩道を塞ぐ形となっていた。
なお、市営バスの全長は約10m。
加害者の証言によると完全に死角になっていた
ワゴン車を運転していた男性(35歳)は、過失運転致死傷の疑いで現行犯逮捕され、警察での証言でつぎのように述べたと新聞報道されている。
時速35キロくらいで運転中、気づいたら女児が目の前にいた。
停車中の市営バスが死角となって女児の存在に気がつくのが遅れてしまったのかもしれない。
もちろん、停車中のバス、横断歩道など状況から人がでてくることなどを想像して一時停車するなど防げた事故であるとは思うが、バスが横断歩道を塞ぐ格好で停車しなければいけないのも問題なのではないだろうか・・・。
バス停が先、横断歩道が後
朝日新聞デジタルの記事によると、バス停が設置されたのは1960年代で、横断歩道ができたのは1971年ということで、なぜバス停から5mの位置に設置したのか悔やまれますね。
10歳という若さで命を絶つことになった女の子のご冥福をお祈りします。
【追記】神奈川県警が危険なバス停を公表
今回の事件を受けて神奈川県警が県内にあるすべてのバス停を調査して、危険度をA〜Cの三段階のレベルであらわした危険なバス停を公表しました。
危険なバス停は全部で84バス停あり、そのうち横浜市内は40バス停、その内容は次の通りになります。
危険度A
会館前、長導寺前、片倉町入口、宮田中学校前、さつきが丘、長久保、久保
危険度B
井土ヶ谷下町、大岡住宅前・・・
危険度C
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